義父の様子を見に行く。義父が打ち明けたこと。
昨日は義父の様子を見に行く日でした。
義母は日曜日、飛行機に乗って海外へ帰宅は土曜の夜です
その間義父のことをお願いされていました。
月曜、定時で帰宅した主人が子供たちを連れて様子を見に行きました。
「かわったこともなく、いつも通りやった」と言う主人。
『ちゃんと食べてはった?』『薬飲んではった?』『散歩は行けてるって?』
何を聞いても「知らん~」「聞いてへん」の主人。
まぁ息子ってそんなものかな~。
火曜、
義父の為に少し多めにおかずを作りました。水曜日届けよう。
(ちゃんと食べているのか心配で)
そんな時、遅くなると言っていた主人が定時で帰宅。
主人「おじいちゃん連絡返ってこーへんし様子見て来るわ」
私「ほな、このおかず持って行ってあげて」と言うも明日にしてと言わる
私「ほな、この作ったおかず好きか嫌いかだけ聞いといて」と伝え、主人は行きました。
帰宅し、どうやったと確認すると、「あ~元気やったわ」それだけ
『ちゃんと食べてはった?』『薬飲んではった?』『散歩は行けてるって?』
何を聞いても、また「知らん~」「聞いてへん」の主人。ほんとに様子を見に行っただけだな
私『じゃあ、もう明日は私行かんでもいい?』
主人『いや、行ってやって、○子ちゃん明日来てくれるんやんな~って言うとったぞ』
私『おかずどれも食べられるって?いらんって言うてはった?』
主人『どれも食べるって』
へ~、そうなんだ~。
今までなら「いや、かまへんで(いらないよ)自分でちゃんとしますから」と言われていた。
元気だし主人も毎日覗いてて変わった様子もないし、
水曜は朝からバタバタで覗けても30分だしもういいかな~と思うところですが
やっぱり昨日行って来ました。
息子が早く帰宅する日だったので息子を連れてバスに乗り
娘の幼稚園のバスまでには帰って来ないといけません。
義父はもちろんお元気でホッとしました。義母の留守中に何かあっても困ります。
義父は嬉しそうにニッコリしてくれました。
こんなことも今まではありませんでした。あまり表情が変わらない義父なので。
中に入り色々と話していても元気そうだしほっとしました。
作って来たおかずを渡すと早速夜ごはんで食べてくれるようで食卓に並べてくれました。
「どれも大好きなものばっかりや」と言って喜んでくれました。
そしてこの3日間の様子を根ほり葉ほり確認
ごはんも食べているし、買い物にも行っている、歩けているし、洗濯もしてる。
義母からのメールの返信は1時間かかるから大変だ。そんな感じ。
そんな時、義母からメールが来ました。今観光しています~と
私が返事しておくことにし、「ごはんも食べてます、薬も飲んでます、散歩も行けてます」
『こんなので返しておいていいですか?』
「散歩に行けてますは入れんといて」そうか~、それは困るのか~
適当に打って、ちょうど様子を見に来たところですと返しておきました。
そして義父は「はぁ~、嫁がおらんのは大変や~」ボソボソ。
なんでもちゃんと出来る義父で、一人旅もよく行かれ自分のことはなんでも出来るのですが
足腰を悪くしてからは元気がないんです。
「あと3日の辛抱や」ボソ。こんな発言初めて聞きました。
義母が2泊ほどいないのはだいたい毎月です。夏は毎年一週間ほど留守されますし。
義母は毎日留守なので一人でいることが多くだんだんと口数が減り、自分のことは自分でやる
そんな生活に慣れっこになっている義父、さすがに70過ぎて1週間もひとりでは参りますね。
そろそろお義母さんも考えてほしいです。
そんな時に義父が重い口調で打ち明けてくれました。
義父「散歩はな~、行けてないんやわ。道がわからんようになるんやわ~」
えーーこないだまでそんな様子なかったのに。
義父「いつもの道を行ってもな~、帰り迷ったら怖いから散歩はやめてるんやわ」
えーー
私『でもお義父さん買い物は行けてるって・・・』
義父「買い物はな、すぐそこの店やろ、行けるんやわ、だから少しは歩いてるで」
そんなこと主人からは何も聞いてないわ
2日も様子を見に行っていたのに息子には話せなかったのかな~。
私『じゃあ3日間ほとんどお家の中なんですか?』
義父「そうなんや~」と寂しそう
テレビを見て、ごはんを作り、義母のメールの返事を打つ、それくらいだって。
他にもわからなくなることはないか確認し、他は大丈夫だそう。
どれだけ退屈だったんだろう
これはかわいそうだ
私『ちょっとしか時間ありませんがお散歩しましょうか』
いつもなら『いや、ええわ~』と言う義父、「かまへんのか~?」でした。
それだけでもちょっと涙が出そうでした。
ほんとになんだか今までと違う、私を頼るなんてことはなかったのです。
この3日間義父は寂しかったのかもしれません。
主人が様子を見に行っているとはいえ、特に会話が弾むわけでもなし。
もしかしたら・・・嫁だけど私が来るのを楽しみに待っていてくれたのかもしれません。
(うぬぼれかな~・・・)
15分ほどしか時間もないので一緒にバス停まで歩くことにしました。
バス停はすぐそこなのでまた一人で帰れるとのことでした。
絶対にそれ以上は行かないで下さいねと約束し、鍵は大丈夫ですかとしつこく確認。
義父「木曜辛抱したら金曜は○子ちゃん家にお邪魔して蕎麦やな」
私『はい、お泊りの用意しといて下さいね、パパが迎えに来ますから』
義父「それがな~、う~ん・・・」
蕎麦打ちは私の提案だけど、お泊りは主人の提案でした。
主人の手前断れなかったのか迷っているようでした。
やっぱり気を使うし今までそんな関係でもなかったし無理なのかな。
お蕎麦をしたら送り届けることにしました。
義父「蕎麦は楽しみやな~、そば粉も一緒に買いに行くし連れて行ってな」
そう言って家を出ました。ちょっとでも気晴らしになればいいな~。
バス停までの道のりはなんだかしみじみとした会話でした。
バスが来たので挨拶し、息子は『おじいちゃんバイバイ―』と言いました。
するとおじいちゃんも『はい、バイバイ―』
実は主人と出会ってこの16年、『バイバーイ』と言って義父と別れたことがありません。
「ありがとうございました」や、「ごちそうさまでした」など、いつも頭を下げてました。
だってね、義父も「はい、じゃ失礼します~」なんです。
車の見送りの時以外は手を振ったこともありません。
常にちょっとお堅く、よそよそしく、だから私もいつもどこか遠慮してて
ないようである、ちょっと分厚い壁があるんです。
でもね、昨日は違いました。
バスのドアが閉まる時に、おじいちゃんはバイバイ―と言ってくれたのです。
だから私も息子と一緒にバイバイーと言い、自然と手を振っていました。
それを見ておじいちゃんもニッコリし手を振ってくれました。
なんでこんな簡単なことが今まで気軽に出来なかったんだろう
おだやかだけど威厳があった義父、
でも、やっぱりもうだいぶおじいちゃんなんだな~と思いました。
義父も義母もいつも自分の趣味に飛び回り人の事は干渉しない
孫との触れ合いよりも自分の趣味に生きて来た二人、
今まであまり本心で触れ合うこともなく、そんな時間もありませんでした。
でも、今回のことで義父との距離が縮まり、少しだけ壁が薄くなったように思います。
昨日様子を見に行ってよかったです。
本当の娘のように思ってもらえる日は来るのかな・・・。
私の父が10年近く寝た切りで父との時間が取れない分、
これからは義父を父のように思えたらいいな~。
明日義父との蕎麦打ちが楽しみです。
でも、父はもしかして病気なのかな・・・不安になりました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
Comments
お年を召してからでの一人の生活って短期だとはいえ心配ですよね。
う~ん、本当にお義母さん、今後の海外旅行は控えてもらわないと。。。ねぇ・・・
そば打ち、楽しんでくださいね♪
ナナソラママさんへ
心配の日々でしたが、ようやく今晩帰国されます。
一安心です。
今後の海外と言わず、毎月の国内も・・・(笑)
でも元気なのはいいことなんです、でもそろそろ義父に寄り添ってあげて欲しいです。
蕎麦打ちは色んな意味ですごく楽しかったです。
義父のいきいきとした姿が見られたのと、やっと孫と楽しむおじいちゃんの姿が見れました☆
nananさん♪おはようございます
昨日は、やさしいコメントをありがとうございました~(T-T)
そうだったんですね。。
おじいちゃんも、きっとnananさんのやさしさが
じ~ん!と胸に響いてますよ~
家族の温かさって~本当にかけがえのないもの。
どんどん年をとって・・健康に不安が出てくれば
なおのこと・・やさしさが身にしみますもの。
そのときに気づくこともありますしね(^_-)-☆
nananさんの明るさや、さりげないやさしさで
遠慮なく・・まったり♪甘えさせてあげてくださ~い(*^^*)
こちらは毎日、孫とお嫁ちゃんとビデオ電話してますよ
この頃は私がお勉強させるので・・笑
飽きてきたら「もう、もしもしやめる」とバイバイ(^^)//~~~されます
やっとバイバイする方法を見つけました!笑
sakoさんへ
いえいえ、ちょっと心配になってしまいました。大丈夫ですか?
sakoさんも優しい、そして嬉しいお言葉、ありがとうございます。
家族の温かさって本当に大事ですね。
ある意味、義母のお陰かもしれません、義母がいない7日間で
義父との濃い時間が過ごせて、きっとお互い心の中で何か変わったように思います。
「あの嫁、なかなかいいな~」って思ってもらえたらいいな~♪
今まで元気だったので交流が少なかったのですが、これからたっぷり交流していこうと思います。
へ~~~、sakoさんは毎日ビデオ電話なんですね。
やっぱり優しいおばあちゃん!お嫁さんも素敵な方なんですね。そんな関係が羨ましいです。
やっとバイバイする方法(笑)笑えました。孫育ても毎日だと大変だって言いますよね(笑)
すばらしいお嫁さんだね~。nananさん。
義父さんは、嬉しかったと思いますよ~。
すご~く元気でもやっぱり歳をとれば少しずつ出来ないことが増えていきますよね~。でもちょっとだけ手を貸してあげればいいんだと思うんですよ~。手伝いすぎないように気をつけて。
義母さんが居ないときは特に気を遣ってあげて、いらっしゃるときは2人で生活を楽しんでもらって、たまに孫と触れあって。。。
私は今完全2世帯で暮らしてます。もう義父は80歳ですが、義母と2人で出来ることはなるべくやってもらって、頼まれたときだけ助けてあげるようにしてます。
もう一五年以上同じ空間にいるので、ほとんど気を遣わなくなりましたが、嫁という立場であることは忘れないようにしています。
あと、、、旦那さんですが、見に行ってくれてありがとう~と。我が旦那なんて全く近況知ろうともしないですから。父と息子、我が家は割と仲が良いような気がしますが、それでもほとんど会話なしです。そんなもんかもしれないですよ。
とにかく壁が薄くなって良かったです!
Rifakoさんへ
Rifakoさんありがとうございます。
なんだか心がじ~んとしました。
そうですね、今回のことがあったからって、浮かれて義父ともっといい関係をと手伝い過ぎてはいけませんね。
義父もそれを望んでいる訳ではありませんね、「近くには息子も嫁もいるちょっと安心だ」それくらいに思ってもらって
疲れない程度に距離を持って過ごしていけばいいんですね。
Rifakoさんの毎日のお弁当パワー、すごいな~と思っていたのですが、2世帯で頑張っているご苦労もあるだろうに
そんなのまったく感じませんでした。フルパワーお母さんで尊敬します。
完全2世帯とは言え、きっと大変なこともあると思います。
でも出来ることはやってもらうそう決めているところが偉いですね、いい距離感ですね。
そうそう旦那、仕事で疲れているのに様子を見に行ってくれて、あ、いい人なんだな~と再確認出来ました(笑)
私の手術後は退院日まで来てくれなかったんですよね~、なんでなんだろう(笑)
お義父さんの事はこの記事でしか拝見していないので。状況がわからなくて、見当違いなコメントだったらゴメンナサイ。
70すぎで道がわからなくなるのは少し心配ですね。その事を伝えられるには勇気がいったのではないでしょうか。
私は医療職なのでどうしてもそういった方面からの偏った見方になりますが。
もし認知症などを心配されるなら、結論だけ言えば頭部のMRIで診断が出来ます。今は脳ドックなどの補助が市から出る所も多いですよね。心配でしたらご主人とお義母さんと相談してみられたほうが良いかなと感じます。ただ過度に周囲が騒いで本人置いてきぼりで診断がついてしまうと、酷く落ち込んだり、本人を追い詰める場合もあります。一時的な症状の可能性もありますので、周囲は慌てずに、「検査」でなく「検診」という言葉や「認知症の」ではなく「物忘れ予防の」など受け入れやすい言葉がけで、お義父さんの意思を尊重しながら一緒にまずはかかりつけ医への相談から考えてみられてはいかがでしょう。もし、もう検査が実は終わっていて内服などが始まっているならば、お義父さんお義母さん二人だけでなく、ご家族みんなでゆっくり向き合っていかれると良いと思います。
ことさんへ
ことさん、ご親切に色々と教えて頂きまして、ありがとうございます。
この記事は元気がない義父を笑顔に。から続いていまして、
MRIでは認知症などはなかったんです。でも血管が詰まっているところがあって再検査が必要になりました。
そんなこと初耳な上に、義母の海外だったので色々と大変で・・・
でも息子にも伝えていないことを私に伝えてくれたのは嬉しいことだったんです。
義父にとっても認めたくないことだったかもしれないのに・・・。
義父の母(97歳?!)も認知症でホーム住まいなので「認知症の」という言葉には抵抗なく検査を受けたようです。
今度の検査が出ないとわかりませんが、年齢もあるし、それこそまず義母が向き合ってくれないとな~と思ったりします。
また結果次第ではご相談させて下さい。
初めまして。ブログ村から飛んできました。
色々なご経験をされていらっしゃるんですね。その上で今の幸せな時間を満喫されているご様子。色々教えられました。日々,部屋がちらかっていても,ちょっとした喧嘩をしても,家族みんな元気に一緒にいられる幸せ。本当にありがたいことだな,と感じます。
また訪問させていただきます。
山麓さんへ
初めまして。コメントありがとうございます。
色んな事がありましたが、かわいい子供といつもひどいけど面白い主人のお陰で毎日楽しく過ごしています。
これからももっと色んなことがあると思いますが、この4人なら乗り越えられるような気がします。
私もさきほど山麓さんのブログにお邪魔させて頂きました。
お写真がとっても綺麗ですね、それにほっこりする内容でした。
これからもよろしくお願いします。