父の四十九日

             

父が亡くなって早いもので1ヶ月が過ぎ

日曜日に四十九日を済ませました。

 

年末家族が集合したときは誰も思わなかった父の最期

 

孫まで全員揃えたのは最初で最後

12年間集合出来なかったのに

ピタッと揃ったこと

 

着物に興味が出た私が

母が残している着物を欲しいと言い

着物を娘、嫁で譲り受け整理したこと

 

父が大切にしていた着物は

売る予定にしていた兄

なんとなくそれはしてほしくなく

兄にもらってもらったこと

 

父と母の思い出の着物を着て

パーティーに出席し、

その写真を父に見せられたこと

 

今から思うと奇跡だったように感じます

 

父は若い頃、

着物で出掛ける粋な人だったらしく、

高い着物をたくさんあつらえていました。

子供に汚されるから着ない

そう言って結局着れなかった高い着物

最期に着せてあげました。

手放さなくて良かった。

 

あとあとになり

母に感謝されました

お父さんも喜んでいる…と

 

うちは仲がいい兄妹だったけど

みんな結婚し、お互いに遠慮するように

 

父の葬儀の準備中

意見が合わず何度も揉めたこともあった

父を見送り、終わりではなく

まだまだやることはある

時には大きな声も出したけど、そこで長年の膿が出た

だんだんとうまくまわりだし変な遠慮もなくなり

 

四十九日でスッと全部のモヤモヤが消えました

父が全部持って行ってくれたような

父が最後まで見守ってくれたような

 

初めて家族全員の変な遠慮がとれたんです

長男だからとか、嫁に行ったからとか

兄のお嫁さんだからとか、妹だからとか

そんなこと関係なく意見が言えるようになった

文字で表すのは難しいけど

本当の家族になったような

 

悲しいことは一切無く

みんな同じ気持ちで進んで行けそうな

清々しい気持ちになれた

とてもいい四十九日でした。

 

命のはかなさについて書かれた章があるのですが

内容を丁寧に教えてくださいました。

父の死を経験した辛さ、大変さ、

わけわからなさ

何も考えられないまま進めないといけない

 

この気持ちやモヤモヤは四十九日まで続くもの

その後ジワジワと亡くなったことを実感する

 

これがほんとにしっくり来ました

 

そしてだんだんと気持ちの整理が出来る

らしい

実はこの章で涙が出ました

仏教って深い

 

お念珠の使い方、

お経の本の持ち方、読み方、

丁寧な説明があり

仏教ってよくわからなかったけど

いいなぁと思いました。

 

↑ちょっと軽い言い方しか出来ないけど

 

こんなに感動したお経は初めて

とてもいい四十九日で

きっと父も喜んでいるにちがいない

 

お父さん、ありがとう。

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