今読んでいる本「秩序感」について。
先日、娘の幼稚園の講習会に行ってモンテッソーリ教育について学びました。
なるほど~と思うことがたくさん、知っていると子育てが楽しくなる秘密
「イライラする子育てが急に楽しくなりますよ」
こんなお話でした。
とても楽しい会だったので、この講師が書かれた本を図書館で借りて読んでいます。
20年前に書かれた本なのですが、内容が古びることがなく、
どの時代の子育てでもお母さんが思う気持ちは同じ、みんなが通過する過程が書かれています。
モンテッソーリ教育と言うと教材の紹介が多いのかと思われますが、
一番大事なことは子供を観察してみましょう、そんな内容です。
生まれた時から既にプログラムされていること、
時期が来たら一生懸命に寝返りの練習をし、出来ないと泣きます。
ならやらなきゃいいのに、必死でやりますよね。
それが出来たら次は腹ばい。ずりずり進みます。
それが出来たらはいはい、自由自在にどこでも行きます。
次につかまり立ち、何度も何度も一生懸命にやります。
そして歩き出す。
歩き出すとあんなに一生懸命にやっていたずりばいや、はいはいはしなくなります。
そう言えば不思議ですよね~。
何かにとっても一生懸命になる時期があり、
達成すると次のプログラムに進んでいくんだそうです。
その一生懸命な時期と達成感がとても大事でその繰り返しで脳が完成するんだそうです。
この時期を「敏感期」と名付けられました。
毎日毎日同じ工程をこなさないと気が済まなかったり
時間がないからと今日に限って途中で終わらせたりすると泣き叫ぶ
これは秩序が乱れるからなのだそうです。
そうなってしまうととにかく大変「いや!」と叫び大泣き。
こっちはイライラ、子育てが大変だと思ってしまうそうです。
これを「秩序感」と名付けられました。
この「秩序感」を知っていると「あ、その時期なのね~、わかったわ」となれるそうです。
そんなわけで私も日々娘を観察中。
確かにあります、毎日同じことをやっています(笑)
そして時間がないからと私がやってしまったら途端にギャーギャー始まります。
「はいはい、秩序が乱れたのね、ごめんね」と思いながらもやっぱりイライラ
でも息子の時ほどイライラ、ガミガミはなくなりました。
心の余裕かしら。
色々わかった娘の秩序感(今日の幼稚園の帰り・・・)
幼稚園のバスを降りたら信号があります。
押しボタン信号、これをうっかり私が押してしまったらもう大変。
信号を渡らず叫びます(笑)
だから娘に押させます。
信号を渡ると縁石に乗りたがります。
今日は乗らないのかラッキーと思って急いで進んでいても
気づいた娘は『あっ』と言って戻ります。
必ず最初から乗らないと気が済まない。
早く帰りたくてやらせなかったら(秩序感を知らなかった)
もう大変、『もう、おかあさんイヤ!帰りたくない!』と歩いてくれない。
最初はなんで怒っているのかわからなかったけど、これなんです。
店舗と歩道の間にあるコレを渡りたいんです。
(道路側の縁石は危ないのでやらせていません。)
子供って必ずコレやりたがるんです。チャレンジ精神のようです。
これも最初は一緒に手を繋いでいましたが最近は一人で。
最後まで渡れたらジャンプ!!とってもいい笑顔なんですよ。
この達成感を味あわせることが大事なんですって。
ちょっと面倒だけど、子供の嬉しそうな顔は見ていて嬉しいものです。
その後は、お店の前のウッドチップを必ず踏みます。
最初は靴が汚れるって言っていましたが、感触が楽しいようです。
そして左に曲がり、
今日からワッフル屋さんの前で『ワッフル食べて帰りたい』が始まりました。
明日もやるのかな~、イヤだな~。
そしてここを渡ります
娘の中での横断歩道らしい。
早く帰りたいので斜め横断するとまたここでギャーギャー。
はいはい、ここね。通ります。
そして後一歩のところでしゃがみこむ。
ここで疲れがピークに、
ワッフルを我慢したことがピークになるようです。
帰ったら何のおやつがあるのか聞いて来ます。
おやつがないとこれまた大変
しばらく動きません。
おやつがあると・・・
お尻が持ち上がります。
あと一息、娘頑張って
頭が持ち上がるとこっちのもの。
よーいドン娘が勝つようにしてあげます。
やっと帰宅
いつもこんな感じです。
これが娘の秩序感のようです。
秩序感がわかると面白いですよ。対処が出来るので心の余裕に繋がります。
これを知らないと毎日毎日叫んだり泣いたり、歩いてくれなかったり・・・
帰宅に時間がかかるし暑いしイライラ、早く帰ることしか頭になかったと思います。
前頭葉が発達して来ると自我が出て来て意思表示をしたがる、
ただのわがままではないのだそうです。
今夢中になっていることに気づいて付き合ってあげる時間を大事にしてあげたいです。
私はきっと毎日まったく怒らずに穏やかに過ごすのは無理だろうけど、
たまにはね、秩序感にも付き合ってあげますよ
息子の時も知っていたらどなり散らさなかったのかな~。
なんせ、常に『早く早く』『時間がない』こればっかりで
夢中になることを中断させてばっかりでした。反省です
Comments
ふむふむ・・・
振り返ればそんなことが
あっちでもこっちでもありました。
仕事をしていたこともあり、時間にあまり余裕もなかったので
付き合ってあげなくちゃ、とわかっていても・・・
やっぱり途中で切り上げさせてしまっていた時が多かったと思います。
特に次男はいろんなことに興味津々だったので
しゃがみ込むことがよくありました。
縁石渡りも必ずしていました。
いま思い出したらとってもかわいい光景ですが・・・
当時は「また始まった・・・」とイラッとしていたんだと思います。
あ~~今からだったらもっとおおらかな子育てができるんだろうな・・・
と思う反面、体力的についていけないんじゃないかとも思いますケド(^_^;)
敏感期に秩序感
どちらも初めて聞きましたが、覚えておいて・・・孫のときに・・・(笑)
教えていただいてありがとうございました♡
凸♪
ゆうひさんへ
ほんとですね、子育てってその時は余裕がありませんよね。
こっちも子育て初心者なんだからわからないことやイライラすることだらけですよね。
息子の時の保育園5年間は、ばたばたと1日が過ぎ、眠った顔を見てやっとほっとして
抱きしめて「いつも怒ってごめんね」の日々でした。
娘は息子の時ほどガチャガチャしていないし、今は働いていないので、
ゆっくりと関わってあげられるチャンスをもらっているような気分です。
でも、モンテッソーリに出会っていなかったら・・・
こういうとらえ方をしていなかったんだろうな~そう思うと有り難いな~と思います。
敏感期と秩序感は0~6歳までがピークらしいのですが、大人になっても
なにかに集中することありますよね。その時が敏感になっている時だそうです。
決して遅いということはなく、集中した結果完成した!やり遂げた!
その瞬間脳に刺激がいくそうですよ!そこを一緒に喜んであげるといいそうです。
ゆうひさんの息子さんはもう大人ですが、ちょっと観察してみて下さい。きっと面白いですよ。
登校拒否の子なんかはこの敏感期の接し方に問題があったりするそうで、
そこからやり直してリセットさせ改善する、そんな教育もあるそうです。
敏感期、あなどれないですね~。
って長くなりました。