曾おばあちゃんに会いに。

             

夏休みにやりたかったこと、その2

主人のおばあちゃんに会いに行く。

主人のおばあちゃんは大正生まれ、今年97歳です。

 

主人のおばあちゃんはまだお元気でホームに入居されています。

それも私の家から歩いて行ける距離です。

 

息子や娘にしたら曾おばあちゃんですぴかぴか (新しい)

 

おばあちゃん、認知症なので私のことはわかりません。

もちろん主人のことも誰なのかわかりません。

息子(義父)のこともあまりわかっていないようです。

 

そして、難聴なので会話がうまくいきません。

以前は筆談していたのですが、今は白内障で字もわかりません。

 

そんなおばあちゃんが6月に体調を崩し救急搬送されました。

今は回復してお元気なのですが、私達もそのことは知らず、

回復してから聞かされました。

出来るだけ会いに行ってあげたいなと思う反面、

主人はあまりおばあちゃんのところに行きたがりません。

孫のこともわからなくなってしまったおばあちゃん、

難聴の為会話もうまく行かず、筆談も出来ないので会話にならず、

機嫌が悪いこともあって間が持たないのです。

主人の両親でさえ、会いに行っても30分もいられないと・・・。

 

そんな訳で、私も主人が一緒じゃないと行きにくいし

孫の嫁だし、私が出しゃばって行くのもな~と思っていました。

すぐ、行けない理由を考えてしまうのです。

 

でもおばあちゃんの体調も気になるし、曾孫も会わせてあげたい。

近くに住んでいるんだし、何か出来ることはないかな~

そう考えるようになりました。

子供たちがどう接して行動してくれるかも見てみたいし。

 

もう、これはあれこれ考えているよりも行ってみようグッド (上向き矢印)

と思ったのは昨日の朝でした。

 

子供たちに曾おばあちゃんのことを話しましたが

あまり行きたがりませんでした。

会話が出来ない、お手紙を書いても字が読めない、

戸惑ったようです。

 

私達に何が出来るかな・・・

おばあちゃんがわかるもの・・・

息子にはヨーヨーとけん玉を持たせ、

娘には折り紙と音が鳴るおもちゃと起き上がりこぼし。

 

2015-08-21 10.59.12

私と息子と娘の3人で出発。

てくてく・・・

 

ホームに着いたらお祭りのようなイベントが。

流し素麺の最中でした。

迷惑かな~と思ったけど一緒に流し素麺も楽しんで下さいと言われました。

 

ホームの方は私のことは知りませんが、

名前を言うとおばあちゃんのことをたくさん話して下さいました。

とってもアットホームなところでした。

 

あいにくおばあちゃんは寝てましたが起きる時間だからと起こして下さいました。

以前寝起きで行くととっても機嫌が悪く、目も合わせてもらえませんでしたげっそり (顔)

今回もそうだったらすぐ帰ろう。

 

認知症の方用のホームだからか、入居者同士お喋りする姿はありません。

リビングでみんな一緒のテーブルにいるけど会話がなく、何故かバッグをたたく人も。

それを見た息子、小声で『お母さん、ここなんかおかしい』

なんか違うと感じたようです。

子供たちをじーと見てニコッとする方もいました。

それさえも、『お母さん、なんか見られてるんやけど・・・』

もう帰ろうって言う息子冷や汗 (顔)

 

私たち3人ポツンあせあせ (飛び散る汗)

 

おばあちゃんの準備が出来、部屋に通されました。

おばあちゃんはキョトン。はてexclamation and questionといった感じです。

『おばあちゃんこんにちはーー、来たよ~』

でもうなずきもニッコリもありません。

さぁどうしよ~。

 

何だか気まずくて最初はホームの方とお話してました。

おばあちゃん腕を組んでこっちを見ません。

ホームの方が『○○さん~、曾孫さんだって、よかったね~』

と伝えると、ちょっと表情がかわってニッコリして頷いてくれました。

『○○さん、子供さんが大好きなんですよ~』

そうなんだ、主人からはそんなこと聞いたことがなくびっくりでした。

それからかな、腕組がなくなり、表情も穏やかに。

 

息子はけん玉やヨーヨーを見せるとうなづいて見てくれます。

娘は折り紙を折って手に持たせてあげるとニッコリ。

音の出るおもちゃを鳴らすと童謡が流れ、おばあちゃんも小さく手拍子。

とっても楽しそうな表情に。

Effectplus_20150821_154259

「おばあちゃんお鼻出てるよ」

娘が鼻水をふいてあげます。

おばあちゃんも嫌がらずお任せ中。(年の差93歳目がハート (顔)

 

今日はお祭りだから屋台をしてますよ~とたこ焼きやポテト、

ウインナーにジュース、子供たちに運んで来て下さいました。

娘はおばあちゃんにジュースを飲ませてあげました。

これってお互いがだいぶ打ち解けて来てる証拠かな。

 

そう思っていたけど、

私達がたこ焼きを食べている間におばあちゃん居眠りが始まりました(笑)

退屈になると睡魔に襲われるようです。

寝させてあげようと思い、もう帰ろうとホームの方を呼ぶと

なんと、おばあちゃんを起こしました目

あせあせ (飛び散る汗)あせあせ (飛び散る汗)

こんなに穏やかで頷いたりニッコリするのはすごく久しぶりなのでもっといてあげて下さいと。

主人の両親が来てもこんなことはないんだそうです。

 

ちょっとは役に立てているのかなウィンク

娘はおばあちゃんの手を握ったりなでなでしたり・・・

息子はいろんな話を始めました。

聞こえてないけどおばあちゃんもうんうんと頷いてくれます。

娘が隠れんぼを始め、おばあちゃんの顔の前で『ばぁ~』とすると

おばあちゃんも顔だけ『ばぁ~』としてくれ・・・

Effectplus_20150821_154109

いないいないばぁが始まる。

 

おもちゃの説明をするとボタンを押そうとしてくれたり・・・

声は一言も出ないけど、おばあちゃんから子供たちを触ることもないけど

ほんとに楽しそうに見えました。

Effectplus_20150821_154555

ぷーさんの起き上がりこぼし、カランカランいい音がします。

息子や娘が赤ちゃんの時に遊んでいたものをプレゼントしました。

 

間が持つか心配だったけど気づいたら1時間以上。

アッというまでした。

 

このあと習い事があるので帰ることを息子が伝えました。

息子『おばあちゃん、楽しいけど習い事があるからもう帰るね』

おばあちゃんはうんうんと頷く

娘『おばあちゃん寂しい?』と聞きました。

おばあちゃんうんと頷きました。

わかっているかわからないけど通じているようでした。

 

それから『曾孫だよ、○○だよ』と息子が名前を伝えるとうんうん

娘が○ちゃんだよ~と伝えるとうんうん、

息子が主人の名前を伝えると、はて~exclamation and questionとなり、義父の名前を言うとはて~exclamation and question

でも息子が自分の名前を言うとまたうんうんとなるんです。

おばあちゃんの名前を呼んでみるとピクっとしました。

やっぱりわかっているのかな。

 

帰りは息子も寂しそうになりました。

また来るね~って何度も伝えてました。

おばあちゃんもニッコリしてお見送りしてくれました。

 

帰り、ホームの方が走って来てくれました。

おばあちゃんがこんなにいい表情になったのは久しぶりだと。

ぐっと寝てしまうことが多くなり、

頷いたり、ニコッとしたり・・・体調を崩してからはないのだとか。

いい刺激になるからこれからもどんどん来てあげて下さいと言われました。

子供たちのお陰です。

 

おばあちゃんの息子は3人いるけど近くに住んでいるのは義父だけ

孫も何人もいるけど近くにいるのは主人だけ。

曾孫も何人もいるけど近いのはうちの子だけ。

みんななかなか会いに行けないのでおばあちゃんも刺激がないのですね。

主人からしたらお節介と言われるかもしれないけど行ってよかったな~と思いました。

そしてまた行きたいな~と思いました。

この子達がいるのはおばあちゃんのお陰だから。

 

曾孫と曾おばあちゃんが交流出来るなんて有り難いことですね。

 

ラインで主人に伝え、写メを送ると・・・

「ありがとう」

と返って来ました。

それだけだけど嬉しかったです。

 

FacebookにUPすると親族からコメントがたくさん来ました。

みんなおばあちゃんとは何年も会えていないから嬉しい、ありがとうと感謝されました。

今はラインやFacebook、ブログ、色んな手段で近況報告出来るので有り難いですね。

 

 

おばあちゃんは何を感じていたのかな~

子供たちは何を感じてくれたかな~~

 

 


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Comments

  • どうなるかと思ったけど、和やかに過ごせてよかったですね♪
    やっぱり子供の力ってすごい!!なんかこう。。。オーラがでているんでしょうかねぇ?不思議です。
    長生きおばあちゃんにもあっぱれ!デス♪

    • ナナソラママさんへ

      お返事遅くなりました。

      そうなんです、和やかに過ごせたのがよかったです。
      今回頑張ってみたことで、私も子供たちもおばあちゃんに愛着がわきました。

      いざ自分が高齢の立場になった時は、やっぱり寂しい思いはしたくないし、
      みんなに来てもらえるようなおばあちゃんになっていたいな~と思います。

  • nananさん♪おはようございます(*^_^*)
    いつも訪問ありがとうございました
    昨日、お嫁ちゃん&孫たちが帰り
    久しぶりにPCに座って・・nananさんの記事を拝見して
    朝からうるうる(T-T)してしまいました~~

    nananさんって本当にいい人(*´ο`*)=3o0○

    私、この頃思うんですよ
    赤ちゃんから始まって赤ちゃんで終わるんだなって。。
    声をかけてもらったり・・笑顔で接してもらえると嬉しいよね
    きっと曾おばあちゃんは見えてて
    やさしさを感じておられたと思いますよ(*^^)v
    ご主人の一言「ありがとう」も深い♪

    コメントが長くてごめんなさい~~
    ブログの文章を短くするのは私も勉強です~
    その前にマメな更新をしなくっちゃ。ですけど笑

    夏休みお疲れさまでした
    そして..本当にありがとうございました~ヽ(;▽;)ノ

    • sakoさんへ

      sakoさん嬉しいコメントありがとうございます。
      朝からうるうる・・・そんなことになってしまっていたんですね。
      どんな記事だったかな~と思ったら、曾おばあちゃんのですね。
      ほんと、赤ちゃんから始まって赤ちゃんで終わるんだと思います。
      おばあちゃん、今赤ちゃんみたいになってるんです。
      丁寧に丁寧に優しく優しく接してあげると反応があってね、なんだか嬉しいです。

      娘もね、『ばあちゃんかわいかったね~』って言うんです。
      娘から色々話しかけたり、触ってあげたり、お世話出来るのが嬉しかったようです。
      写真を主人の両親に見せるとびっくりしてました。
      こんな穏やかな顔は全然見てないって。子供の力ってすごいな~と思いました。

      長文コメント、とっても嬉しかったです。
      私もついつい長くなってしまいますが、よかったらまたコメント入れて下さいね♪
      こちらこそ本当にありがとうございました☆

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