ピアノの発表会、無事に終わりました。

やっとやっとホッとしました。

７番

リスのこもりうた

リスがだんだん眠ってしまうような曲なので
優しく弾こうと思います。

とっても丁寧に弾いていました。

先生との連弾：飛べ宇宙船

宇宙船が宇宙でさまよって、出口を見つけ出し、
出口目指して力強く脱出していくようなイメージで弾きます。

本当に元気な宇宙船で出口と言う一つの光を目指して
一気に飛び出して行くような力強い弾き方でした。

飛べ宇宙船は、もう感動してカメラを持ちながら涙がこぼれました。

主人はビデオを構え、二人とも前のめりで必死で目に焼き付けました。

何がここまで感動させたかというと・・・

息子はまったく練習をしなかったのです。

発表会があることは４ヶ月前に知りました。
それぞれのレベルに合っていて本人が好きな曲を選曲します。

毎回毎回少しずつ上手になっていくのは当たり前なのですが
家での練習はまったくしません。
練習しなさいというと１、２回やったら終わり。

そんな日が続きました。

発表会１週間前になっても真剣に練習しません。
でも演奏としてはだいぶ上手になっていました。
足をぶらぶらさせたり、よそ見をしたり、リズムがとれていなかったり。

毎日毎日ガミガミ言われ、息子もイヤだったのでしょう。

弾けてるしと思っていたのでしょう。

でも私と主人は・・・

ステージ、みんなの前、緊張するに決まっている
もっと練習すればよかったと後悔させてはいけない
そう思い、ついついガミガミ言ってしまいました。
もっと見守ってあげてもよかったかもしれない。

そして娘、まだ字が読めないので何度練習しても歌詞がごちゃまぜに。
間違えているのを指摘するとイヤになってすねていました。

そんな二人の嫌々な態度を見て私達もイライラ。

子供たちは今朝、家での最後の練習でも嫌々やっていました。

そして、ついに私がドッカーン

ブチ切れてしまいました。

『一年間練習して来たのがそれ
そんな嫌々やったら今日は出んでもいい』こんなんだったかな

もっとガミガミ言いました。

主人はまぁまぁ・・・と言っていましたが

『だから習わせんでよかったのに、今日が終わったらやめさせろよ』って言ってたかな。

それに対して息子は『いいよ、どうせ下手やし、もういいよ』と言った。

その瞬間

（←主人もブチ切れた）

あっちゃ～

なんと最悪なことに。

ブチ切れた主人は着替えてどこかに行こうとする。

主人『ほんっまに行かへんしなほんまに連れて行かへん』

みんな沈黙

当日にやってしまったとちょっと後悔したのでした

でもまだ３時間ある。最悪電車で連れて行ってもなんとかなる。

私の頭の中はぐるぐる回る。

そんなピリピリとした空気の中、息子が言いました。

息子『お父さん、連れて行って！絶対連れて行って
１年間頑張って来たことが無駄になる。

練習してへんけど今日まで頑張って来たのに。
叩かれてもいい、殴られてもいい、ケガしてもいいから行く！
だから、絶対に連れて行って！』

必死でお願いしました。

（注：主人は決して殴ったりしませんケガもさせません）

主人『ほな、練習せー』

息子『はい』

娘『○ちゃんもやる』

今更練習しても遅いケド・・・。

そこからは今までとは全く違う表情で真剣に練習しました。

家では見れなかったけど、ピアノ教室では真剣に弾いていたんですね。

そんなことがあったわけで・・・

本番は期待していなかった訳ではないけど
まぁそこそこのいつも見ている出来なんだろうと思っていたのです。

そしたら、背筋もよく、足もブラブラさせない
音が外れることもなく、一生懸命に演奏する姿にジーンと感動。

息子の頭上に宇宙をさまよった宇宙船が見えるようでした。
そして一つの光に向かって力強く一気に飛んで行く宇宙船が見えました。

まさか、こんなにも力強くて、場面を想像させ、
感動させる弾き方をするなんて。

親のプレッシャーを感じながらも本人は一生懸命弾きました。

毎日練習したかではなく、発表会で頑張れたかどうかではなく、
習い始めてからたった１年でここまで親を感動させたこと
やっぱり習わせて無駄ではなかった。
一年前よりも確実に成長している、きっと一週間前よりも成長しているはず。
今日は今まで頑張って来たことを褒めてあげたいな～と思いました。

周りの拍手もとっても大きかったように感じました。
これは親ばかかしら

最後は目がウルウルで写真が残せませんでした

そして、主人と『上手やったな～、感動したな～』と喜びました。

娘、１１番さんぽ

みんなトトロの塗り絵をさげてかわいらしく登場。

娘は一番小さかったです。
みんな年長さん以上なので落ち着いていました。

１１番のみんなだけリハーサルがありました。
今日初めて会うメンバーなのです
立ち位置決めと初めての全員での練習。

リハーサルから戻ると『すっごく楽しかったよ』と言う娘。

いやいや、これからが本番です。

娘はまったく緊張していません。と言うよりよくわかっていません。

あ、せっかくのかわいいワンピが真っ黒トトロで見えませんね

こっちを見てずっとニッコリ、手をふって来ました。

曲が始まると『あっ！』と言う感じで踊り始めました

娘は私に似てかなりの音痴、なのにマイクの真ん前。

マイクが娘の歌を拾う拾う

意外とみんな恥ずかしいのか緊張なのか声が小さい

娘は一番大きなお口で、とっても元気よく歌いました。

ずれていてもお構いなくニッコリ元気でかわいい。

その元気の良さが娘のいいところだった。

歌詞の間違いくらいなんだ、音痴がどうだ、

一番元気で一生懸命に振付する娘が誇らしかったです。

かわいいね～って声が聞こえ、

たくさんの拍手も娘に届いていると思うと嬉しかったです。

このあと３時間近く、ピアノ、エレクトーン、ギター、ハンドベル

兄弟で連弾、お友達と、家族で・・・

とっても素敵な演奏が続きました。

みんなそれぞれに上手で、自分を出せているように思いました。

娘はこの１年で少し音痴がましになりました。

リズム感が少しよくなり、音程も前ほどひどくない気がする。

やっぱり成長していると思います。

こういう大きな舞台で挑戦出来たことは二人の自信にも繋がるし

とってもいい経験だったな～と思いました。

娘は疲れてたのかいびきをかいて寝てしまいました

最後、表彰式

ビックリ

息子が３番目に呼ばれました。

ニコニコ賞（みんながニコニコ楽しくなった演奏）

息子は『やった～、はい』と元気よくステージに行きました。

嬉しすぎて走って行ったら上着を着たまま行ってしまう

これは娘も呼ばれるかも

急いで起こしました。（はい、親ばかです）

そしたら髪が爆発急いで結び直すも

すぐに名前が呼ばれました

片方だけ結び直したけど片方は間に合わず

一人で行けるのか

『はい○ちゃん行ってくる』と嬉しそうに走って行きました。

娘はどきどき賞（みんながどきどきした一生懸命な賞）

１１番では娘だけどきどき賞でした。

２分前まで寝てたとは思えないしっかりとした顔つき。

賞は何かしら全員がもらえるようになっています。

それでも親はドキドキしてしまいました。

本人はまたステージに上がり、注目されやり切った感があったと思います。

帰り、二人を褒めてくれているような綺麗な夕日でした。

みんなに花束とパンのプレゼントがありました。

娘のワンピかわいいです

息子『お父さん、もっともっと上手になりたいし
ピアノはやめません！』

宣言していました。

しかし主人は『アカン（笑）』と笑っていました。

息子『練習はしないかもしれんけど、続けます（笑）』

こっちの方が一歩うわてかも。

息子『お母さん、エレクトーンも習わせて！』

私『アカン』

ほのぼのとした会話が流れたのでした。

娘のワンピを作って頂いたナナソラママさん、
娘の腹痛、娘&息子の咳を心配して下さったみなさま、
本当にありがとうございました。

なかなか本番に強い子供たちでしたが、
今日の達成感と一生懸命に挑戦する心を忘れないでほしいです。

長くなりました。

最後までありがとうございました

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