義父の変化と写真展の案内状作り!
今日のお知らせは・・・
義父(74歳)が写真の個展を開催することになりました
素敵な風景写真などではなく、義父が数十年撮りためた「蝶」の写真展です。
全国を旅し少しずつ撮りためた写真の中から選りすぐりの物を展示します。
【今日も長くなりそうな予感】
そんな話を義母から聞いたのは確か12月。
ちょうど義父の迷子騒ぎの頃でした。ほんとにここ数ヶ月のことですが、
義父は家の近所(徒歩1分)で自分の居場所がわからなくなるんです。
そして不安になり、歩き回り迷子になる。
更に、つまづきやすくなった。玄関先で転んでおでこを切るということもありました。
MRを撮ってもはっきりしたことはわからないまま、義父は元気をなくしていました。
そんな時に、義母は1週間海外に行かれたのですthe 自由人。
どうしても行きたいと懇願されたので仕方なく
義母がお留守の間、私と主人とで出来る精一杯のことをやりました。
(発端はここ義母海外までの経緯)
◆元気と意欲を失くした義父を元気に、笑顔にしてあげたい
義母が海外に行ったことで義父は私を頼ってくれるようになりました。
主人と知り合って16年、お嫁に来てから12年、
初めて私を頼ってくれました。そしてお互いの遠慮や見えない壁が少し取れました。
お互い『ばいばい~』が言えるようになった事があまりにも嬉しくて涙が出たほど
やっと嫁になれたんだな~って思いました(今まではお客さんだったというか)
それに、ずっと孫との接っし方がわからなかった義父が娘と手を繋いだり本を読んでくれたり・・・。
今遊びに行くと、ありとあらゆるお菓子を出してくれます
実は義両親「お菓子はやめとき~」だったのでほとんど出してもらったことがありません。
誕生日やクリスマスのプレゼントも基本的にはなし。
孫と接したり、一緒にお菓子を食べたり・・・
こんな簡単なことに9年もかかったんです(息子が今9才なので)
義父は本当にかわりました。私だってかわったんだと思います。
義母も少しかわりました。私にちょっぴり感謝してくれるように
そして、義父が一番無理だと言って諦めていた蕎麦打ちを再開しました。
そんなこともあってか、義父はみるみるうちに元気になりやる気も出て来ました。
蝶の写真展は自分で売り込んだそうです。
嬉しかったです、好きな事を再開してくれて、意欲が出てくれて。
滑舌が悪く聞き取れなかったのもだいぶ回復しています。
やっぱり誰かと会話して楽しむって大事なんですね。
そんなやる気が出ている義父ですが・・・
写真展をすることは誰にも伝えないって言うんです
たまたま来た人に見てもらうって。1週間、もしも誰も来なかったら気の毒です
でも、よくわかるんです。私と重ねてしまいます。
義父も自信がないんですよね。
私だって、このブログで顔出し、名前出しが出来ていません。
ひっそり、こっそりやっています
でも先月、Facebook友達にブログを公開し、
Facebookでは顔出しもして・・・ちょっとずつ前進しています。
自分が不安に思っているよりもまわりは応援してくれるものです
私の実体験
そこで写真展の案内状を作ることにしました。義母に頼まれたからでもあるけど
しばらくは義父は反対でした、いらない、知らせない、配らないって
そこで私のお節介炸裂
色々な提案をして義父にいいイメージを植え付けました
例えば、はがきサイズくらいの小さな物にして、蝶の写真も入れましょう
そんなことで『じゃあお願いするわ』となりそうなればこっちのもの。
◆早速、試作品作り開始
ここには義父の似顔絵を入れよう(顔写真は絶対に載せないとのこと)
でもどんな人が個展をするのか顔が載ってた方が親近感がわきますよね。
えぇ、えぇ、私だってわかっているんです。自分のブログにも言えることだってね
時には自分を俯瞰してみるって大事なことですね
いつか、プロフィール写真も私に替えてみせるワ。
義父からは、「案内状は文章だけにして」って言われてたけど、
きっと気に入ってくれるはず自信あり
土曜日持って行きました。
案内状を見た途端、義父は気に入ってくれました。
『うん、これでいい、ありがとう』ってとっても嬉しそうに。
(いやいや、まだ完成ではありません!ここからですよ、お義父さん!)
パソコンも持ち込んでいたので、義父の似顔絵の写真も撮らせてもらいました。
これ、元気な時の義父そのもの。いい顔をしているので好きです。
この似顔絵を載せたいと言うと『よっしゃ』と言って、壁から外そうとしてくれました。
そんな意欲的な義父は久しぶり
また転んだら怖いのでやめてって何度も言いましたが
『光が反射していい写真がとれへんからな~』って
お義父さんありがとう
そこからは義父も積極的でした。
『ここにはこの蝶の写真を入れてくれる?』
『この蝶の写真も撮って入れてくれる?』
『これはもうちょっと下に』などなど、私も楽しくなって来ました。
お客さんが私の作品を気に入ってくれている感じ、
一緒に作り上げている感じでした。
最終的に背景に綺麗な画像を透かせ、飾り枠を入れ、綺麗な用紙に印刷する
私にはそんな構想がありましたが・・・ことごとく却下される
派手にはしたくないみたいです。
派手にはなりません、綺麗に作ってあげたいだけ。
最後、電話番号、メールアドレスを入れるか確認しましたが
やっぱり嫌だということでした。
義父の元職場の人に開催のお知らせメールをしてあげることも却下されました。
でも充分なのかもしれません。
先月までは意欲がなくなっていた74歳のおじいちゃん
ここまで元気になり、やる気になってくれたんだもん
案内状は数十枚作り、元の職場の人に手渡しで渡してくれるそうです
みんな来てくれるといいな~と思います。
やっぱり長くなったので続きはまた。
(えー、まだ続くの~)
↓つづきはこちら
http://junb.net/butterfly/post-3587.html
Comments
お義父様、ご自分で動いて実現されたんですね!
すごい変化ですね~。
実はわたしの義父も、75歳とほぼ同じですが
あまり孫の扱いがうまくはなく、
無口で、わたしもどう接してよいか分らない感じなんです。
ちょっとした、周囲の援助で元気になるのですね~(*‘∀‘)
似顔絵からはほんとうに優しそうなお義父様。
応援したいです^^
お話の続きが楽しみです。
moguさんへ
moguさんのお義父さまとほぼ同じですね。
無口でまじめ冗談も言わないなど・・・どう接していいか本当にわかりませんでした。
でも高齢ということもあってだいぶおじいちゃんです。
ただ寄り添ってあげる、そんなことでお互いの壁がとれて来ました。
お互い遠慮し過ぎなのもよくないのだと今思います。
笑うと目尻にたくさんしわがよって本当に優しいおじいちゃんになって来ましたよ。
嬉しいことです。
応援して頂けて嬉しいです!ありがとうございます。また続き書きますね!